北朝鮮の挑発行為が朝鮮半島周辺に今までにない緊張感をもたらしています。
これまでも北朝鮮は瀬戸際外交を繰り返していましたが、新たに指導者の座に就いた金正恩の出方を読み切れない今回の事態は、より深刻な結果をもたらしはしないかとの懸念が徐々に国際社会にも広がっています。
こうなると地政学的なリスクを嫌った動きがマーケットに影響を与え始めることが考えられます。
一時期韓国経済はウォン安を背景に好調な動きをみせていましたが、近頃の円安基調を受けて輸出関連企業を巡る環境は徐々に悪化しています。
さらに北朝鮮との間に何らかの深刻なトラブルが起きれば韓国経済にダメージを与えることは避けられません。
もちろん日本や中国の市場もリスクと無縁というわけにはいかないでしょう。日本を含め周辺国の政府には慎重な対応が求められます。
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